繊細さんの海外子育て

HSPの私とHSCの息子くんとのドイツ生活です。

ドイツで愛犬が亡くなったら

我が家には8歳になるフレンチブルドッグ(クロ助)がおりましたが
先月虹の橋を渡ってお空にかえってしまいました。


今回はその時のことを少しお話させていただきます。
私たちの失敗を含めて皆さんの参考にしていただければクロ助も私たちもうれしいです。


ここから亡くなった経緯や病院でのやり取りが含まれます。
注意点などを箇条書きで別の日にまとめていますので、つらい方は飛ばしてくださいね。



「病院でのやり取り、クロ助を家に連れて帰る」

もともと呼吸器系の持病があり検査のためにその日は少し遠くのクリニックで
レントゲンを撮っていました。家で荒い呼吸が収まらなかったので
主人がクリニックに電話、すぐに来院するように言われ、主人はクロ助を連れて急いで病院へ私と子供たちは家に残りました。その車中で急変しました。
病院につき診察してもらいましたが
亡くなったことを医師から告げられたそうです。


一度家に連れて帰るか、もしくは動物病院に安置するか聞かれたそうです。
私たちは家へクロ助を連れて帰り最後のお別れをすることにしました。
体は病院できれいにしてもらっているようでした。
家ではプラスチック製の大きな箱にタオルと毛布を敷き、保冷剤を体の数か所に置きました。
夫婦2人でクロ助の傍らで最後の夜を過ごしました。


翌日は夏の暑い時期だったこともあり、早い目にクロ助と葬儀場へ向かいました。


「ペットの葬儀場」

クロ助を連れていった日

葬儀場は動物病院で場所を主人が聞いてきてくれました。
もし聞きそびれてしまった方はTierkrematoriumで検索すれば出てくるかと思います。


私たちが利用したところは特に事前の予約はいりませんでした。
(詳しくはその葬儀屋さんのHPで確認してくださいね)
正面玄関のインターフォンを鳴らすとまずは横の入り口から入るように言われました。


そこには係りの方が一人いて、即座に段ボールの箱が用意されクロ助の体をその箱にうつしました。
体の重さをはかり、係りの方からここでクロ助とはお別れだと告げられます。
数日間特殊な冷蔵庫で葬儀屋さんに出棺の時までこちらにあずかってもらいます。
ここで失敗だったのが体の下に毛布を敷いていたこと。毛布は回収しなくてはならず、これが結構大変でした。
ぜひタオルだけで連れて行ってあげてください。


ちなみにこの時に一緒に段ボールに入れたお花は4日間そのままきれいな状態を保っていました。お花と一緒に過ごさせてあげても大丈夫なようです、
おもちゃは入れないようにお願いされました。


再び玄関のインターフォンを鳴らすように言われ、そこから事務的な手続きが始まります。
内容としてはこれからどういった流れになるかの説明、費用、出棺の日程調整、その他細かなことです。
火葬にかかる料金はペットの体重と個別の火葬なのか、合同の火葬なのかによって変わります。個別の場合は遺灰をもって帰ることができますが、合同の場合はできません。
遺灰ですが本当に粉状にするために体を焼いた後に骨と一緒に砕くそうです。
私たちは砕かないようにお願いしました。


遺灰をもって帰る場合は骨壺がいるかどうかも聞かれます。
骨壺がいらない場合は袋の中に入れ渡されるそうです。デザインや材質などたくさんあるので家に帰ってからゆっくり決めることにしました。


最後お別れの時間を30分ほどもらうこともできます。別途料金はかかりましたが選択してよかったと思います。私たちはお願いしなかったのですが火葬に立ち会うこともできます。


その日は気が付かなかったのですが
足形を残せるものもありました。早くお願いしないと駄目なようでお別れの当日に聞いてみましたが断られてしまいました。
もし足形を残したいときは早くお願いしてみてくださいね

お空に昇る日


当日はまず葬儀場を訪れると小さな部屋に通されました。



そこには立派なお別れの場所が用意されていました。静かな場所でゆっくり家族との最後の時間になりました。


たくさんお花を入れてあげておやつのお弁当と写真を一緒に入れてあげました。
お花は花屋さんであらかじめ短く切っていただきました。その方が綺麗に入れてあげることができるかと思います。(もしかしたら棺にはおもちゃも入れてあげられるかもしれません。担当の方に聞いてみてくださいね)
2時間ほどして小さくなったクロ助とまた再会しました。


最後にZartifikatを渡されます。
これはその後の手続きに必要になりますので大切に保管してください。


最後にはなりましたが
大切な家族を亡くされた悲しみ私たちも経験しました。
ひと月経ちましたがやっぱり悲しい。
私たちはクロ助のお仏壇(のようなもの)を作ってあげることで前向きに楽しかった日々を少しずつい思い出すことができるようになりました。


私のつたない文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。